マンションリノベーション 無垢床にするか迷っている方へ
マンションリノベーションで無垢フローリングを貼るにはどうしたらいいか?
私は「マンションリノベーションをするなら、絶対に無垢床がいい!」と思っていました。
木の温かみが感じられるし、足触りもよさそうだし、インテリアとして本物の床が雰囲気がよさそう、と思っていたので無垢以外は考えていませんでした。
迷わず、無垢がいい!できれば幅のひろいフローリングがいい!ということになったのですがマンションリノベにはありがちな、ある問題が浮上しました。
防音規定 LL-40 をクリアしなければならない
一般的にマンションには防音規定があり、音が響かないように基準が決められています。
LL-45やLL-40といった等級のフローリングを貼らなければならない、というものです。
この数字が小さいほど、より音が響きにくいフローリングということになります。
我が家のマンションはこの「LL-40」でした。
※2008年4月に、表記を「ΔLL(I)-4」とするよう変わりました。Δは「デルタ」と読みます。
規約はマンション購入前にも確認出来ると思います。
無垢床にするためには、無垢材+下地材で「LL-40」をクリアする必要がありました。
LL-40の性能の下地材は、アトピッコハウスさんから出ているものが有名かもしれません。
「床の遮音材 わんぱく応援マット」というものです。
我が家をリノベした当時は、このLL-40の性能の出る下地がなかなか見つからず、探すのにとても苦労しました!!
最終的に、前田木材株式会社さんというところが出している、防音マットを採用しました。
よくマンションにある、ふかふかしたようなフローリングの感覚はなく、どっしり詰まっている感じで選んでよかったです。
我が家は4人家族で子供が二人います。
直下は分譲貸しマンションのお部屋で住人が頻繁に入れ替わるのですが、足音の騒音のクレームとかは今まで一度もありません。
マンションリノベで無垢床にすると天井高が低くなる?!
たまたま選んだパインのフローリングも3層積層の無垢フローリングで厚みがあったので、下地と合わせると4cmは床が上がりました。
マンションをリノベする際に、元々の天井高が高いとあまり気にしなくても良いかもしれません。
でももし、選んだマンションの天井高さが低めでしたら、防音マットと無垢床とでどのくらい床があがるのか把握しておいた方が良いと思います。
床が上がることによって、元からあるドアに干渉するであるとか様々な問題が出てきます。
スケルトンで全面リノベする場合には取り入れやすい傾向があると思います。
無垢フローリングは樹種によって金額やカラーも様々
無垢フローリングだと、我が家のように節が気にならないのであれば節ありのパイン材も良いと思いますし、樹種によって本当に様々です。
同じ樹種でも、「板目」か「柾目」によって、節の有り無しがあります。
金額は一般的に、節のない「柾目」が高く取引されています。
また、幅の狭いフローリングよりも、一枚一枚が幅が広く、長いフローリングが高い傾向にあります。
14年も経つと、細かい傷がたくさんあります。おもちゃを落としたりとか、色々な歴史が刻まれております…
節があるので、近づいてみないとわかりにくいということもあって、節ありにして良かったと思っています。
艶消しのクリア塗装で、汚れがしみ込んだりが無いのは本当に助かりました。
汚したり、こぼしたり、なんなら書いたり(笑)、日常茶飯事でしたので…
ワックス仕上げとかでは、とてもとても乗り切れなかったと思います。
これから、機会があれば表面をサンダー掛けして削り、ワックス掛けの床にするのもいいかなと思っています。
そうやって張り替えずとも削れる、というのも無垢材のいいところだと思います。
サンダー掛けするととても綺麗になるそうです。
とはいえ削るのは大がかりな作業になると思うので、かなりの心構えがいりそう。どうしよう(笑)
これからリノベする方は、自分で色々調べてみると意外と楽しいし後悔のないリノベーションにできるかもしれません!